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Vivy -Fluorite Eye's Song-作品感想



素晴らしい作品でした。

良質なSF作品に巡り合う度、人生観が変わるような気持ちに出会えるから、だから作品の探索はやめられません。



わたしの中で、事前のリサーチではノーチェックの作品、しかし、2021年春のアニメ中期になると、いまこの「Vivy」という作品が一番熱いですよ、という周りからの熱のこもった後押し、


そしてライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』の長月達平さんと、同作品のアニメで脚本を担当された梅原英司さんの、ダブル原案の作品だから、きっとこの作品が好きなら刺さるのではないかという説得からの視聴でした。



事実1話を見た時点で、これは素晴らしい作品で、今後の展開も期待できる作品だと思ったのが束の間、2日間で全13話、そして総集編までを見終えてしまいました。

特に10話がよかったです。


今回はすべてを視聴し終えて熱が冷めやらぬ前に、ここにその感想をつづっていこうと思います。






・100年の旅というエモいワード

『心という不確かなキーワードの探求に100年ものタスクを費やしたAIの物語』

わたしがこの作品をヒト薦めるため、ひとことで作品の全容を説明するのであれば上記のような言葉選びをしたいと思います。

私はオープニング映像で演出として使われる20XX年の表記が移り変わる部分が格好良いなと毎回思っていました。



SF作品でAIの気持ちと葛藤を描いた作品は数あれど、その答えのアプローチとしてAIの人生観を描いた作品という位置づけは面白いなと思いました、



SF作品とは言え、人生の積み重ねと、積み重ねてきたものの答え合わせがある作品。


「無職転生」という作品がなぜ素晴らしい作品かというと、ルーディウスという人物の一生分の積み重ねがあって、彼の老後までの人生を描き切ったからと思います。


「CLANNAD」がなぜ素晴らしい作品かというと、高校時代の青春恋愛を経て、家族となり子供を育てるまでの積み重ねを描いたからです。


「Vivy -Fluorite Eye's Song-」には100年の旅の積み重ねから導き出された「心を込めて歌う」の「こころ」とは何かの答えを明確に打ち出したから得られた読了感がありました。だからこそ素晴らしい作品であったのだと思いました。








・VivyとDIVA

『DIVAという歌姫としての顔と、Vivyとしての側面VivyがDIVAになるまでの物語』

最初の20年、Vivyは「心を込めて歌う」の心の部分を40年歌い続けたDIVAはすでに「心を込めて歌う」ということの本質にたどり着いていました。

それはなぜか、

DIVAにはVivyが消えたとしても、Vivyとしての下地があったから、だからデータがリフレッシュされた状態で、すんなりと「こころ」の意味を理解できたのではないでしょうか。


Vivyはいろんなものを考えすぎてしまったから、「こころ」の意味を理解するまでに数十年もの歳月を費やしてしまったのでしょうか。でも、考えて考え抜いたから、AI史上はじめての偉業を達成したとも言えるんですよね。




・Vivyと消えた風船

「Vivy姫のように優しい心を持ったAIなんだから」そんな言葉はVivyの人格形成に大きな役割を与えたのでしょう。Vivy姫を演じることで、人助け=お客さん(ファン)の確保=歌で人々を幸せにする。妙な関連付けで使命というロールに結び付けていたなと思っていましたが、心の答えを導くために大事なことだったのですね。

ちなみに原作として表記されている「Vivy Score」、「Score」ってどういう意味?( (競技・試合の)得点、総得点、得点記録、スコア、点数、成績、ひっかいた線、刻み目、切り込み線)っていう意味らしいのですが、やはり五線譜からきているのでしょうか。






とにかく、歌あり、アクションあり、銃撃戦あり、サスペンスありの、涙なくしては語れない本格SF作品です。

ぜひぜひおすすめの一作品としてあげたいです。




「Vivy -Fluorite Eye's Song-」の感想を書くにあたって関連性が強いと思った作品

『CLANNAD』

『2001年宇宙の旅』

『無職転生』

『ターミネーター』

『プラスティック・メモリーズ』

『KEY THE METAL IDOL』

『超時空要塞マクロス』

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